俺様の熟した恋の実~10years~
夕方と言えど季節的にまだ明るい。
夏の夕陽が俺と羽音を照らし出す。
「涼雅……ダメだよ!ほんとにっ」
「親帰ってくんの?」
「帰って来ないけど……そのっ…」
「なに?」
「最後まで……する?」
逆にここまできて最後までシないわけない。
羽音の腕を引いて起き上がらせて、乱れた髪を整えた。
「ベッド行こっか」
「まだ明るいよ?やっぱ最後まで……」
「明るい暗いなんて関係ない。最後までヤる。痛くしねぇから…」
「約束だよ?破ったらもうシないんだから…」
「それ絶対に約束守んなきゃじゃん」
羽音のベッドに寝る。
こんなにぬいぐるみに囲まれてたら何か…ヤりにくい!
約束は絶対守るから……。