俺様の熟した恋の実~10years~
真夏で暑いのに涼雅にくっついてたい。
涼雅の左手にあたしの右手を重ねる。
今だけ………許してね?
「羽音から何て珍しいな。雨でも降るんじゃねーの?」
「いいじゃん……たまには…」
「羽音が足りねー……キスさせろ」
「んっ……いやっ、ダメ……」
あたしの頭を手で支えて俺様な涼雅から強引なキス。
でも嬉しい……。
「なぁ~羽音からして?」
「あたしから!?」
「今日は俺の誕生日なんだよなぁ。俺のこと好き?」
「好き……大好きだよ」
「俺も羽音が大好きだ…」
意地悪だけど素直な涼雅に優しくキスをした。
柔らかく唇が触れる。
時間が止まればいいのに…なんてことを最近思う。