俺様の熟した恋の実~10years~
朝からジャージで張り切る体育祭当日。
体育祭日和とゆうか、何とゆうか天気はカンカンに晴れてる!
未空とクラスのサッカーのメンバーで円陣組んでいざグランドへ!
「うわぁ~また相手チーム性格悪そうな顔してるわね……」
「E組ったら涼雅と同じクラスじゃん…」
「涼雅くんって咲夜と同じバスケだから……体育館か…」
「見に来ないよね」
変な冷や汗と緊張が走る。
とりあえず、この試合勝つために頑張ろう。
試合が始まると同時にみんな足の蹴りあい…。
だけど、案の定集中的に狙われてるのはあたしで。
わざと足を引っ掛けられて転ぶ。
「いった……!」
「羽音!?大丈夫……!なんでファール取らないのよっ」
未空に手を貸してもらって立ち上がる。
膝は砂だらけの傷だらけ。
相手チームを睨むと、鼻でクスッと笑われる。
腹立つんですけど!?