俺様の熟した恋の実~10years~



しばらくの間、女子サッカーとゆう名の足の蹴りあいを観戦してたらB組の女子サッカーが来た。


羽音の膝丈のジャージから見える傷だらけの足。


まだ痛々しく残ってる。


「あっ!未空ちゃんだっ……み!」

「叫ぶな、咲夜!」

「なんで!?いいじゃん!」

「俺らがいるって分かったら、絶対陰湿なことしねぇから」

「あっ、そーゆうこと……。羽音ちゃん大丈夫かなー」


転ばされたり瞬間、間に入ってやる。


それが目的で自分の試合捨ててまで来た。


俺の羽音に手出してみろ!



「試合始まったな……。あっ!み、未空ちゃんの足蹴られたっ」

「なんか……羽音だけ集中攻撃されてねぇ?」

「確かに羽音ちゃんが狙われてる確率高いわ」

「腹立つな、このヤロー…」


明らかに足蹴られてるのが羽音。


羽音がボール持ってないのに、引っ掛けられてる。


アイツ気弱いから、やり返せるタイプでもねぇしな……。


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