俺様の熟した恋の実~10years~



白雪姫が終わり早めに体育館を出ると、かわいいメイドさんに会った。


もちろん、咲夜は未空ちゃんのところに走ってく。


「白雪姫かわいかった~。涼雅のクラスにあんなかわいい子いるんだね」

「普通にかわいいよな」

「……そこまでじゃないもん」

「羽音以外好きんなんねぇから安心しろって」

「分かってるよ!」


そんなムキになんなくていいじゃんか………。


誕生日忘れられてるって思ってるから、ムキになってんの?


拗ねた感じでそっぽを向く。


「ねぇ、涼雅。今日は何の日?」

「文化祭……?」

「あと、もう1つあるよっ!」

「それ以外何もねーだろ」

「もう涼雅なんて知らない…」


完全に拗ねた。


これ以上イジメたら可哀想だけど、まだ羽音には我慢してもらって……。


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