Secretな関係

「わーーーー！」


ふと目が覚め、時計を見ると10:00の文字。


「ん…なんだよ…？」


いつも自分の部屋で寝ているはずの裕也が私の隣で寝ていた。


どうして隣に寝ているのかは置いておいて…



「ち、遅刻だよ！」


「んー？」


「んー？じゃないよ！もう10時だよ！」


「…うるさい…今日は祝日…」


しゅく…じつ…？


そういえばそうだ。


「なーんだ！焦っちゃった〜ごめんね？」


起こした体を裕也のほうにむけ、そう言う。


「ごめんねじゃねーよ」


そう言い、私の手首をつかむ裕也。


「なっ…に…」


勢い良く腕を引かれた私は、裕也の上に倒れこんだ。