Secretな関係
「ねぇ、裕也」
あれ?なぜか私が見える。
そうか、これは全部夢だ。
だから、霧がかっていたりしたんだ!
もしかして、この夢は…昨日の出来事?
「なんだ?」
「裕也と一緒に寝たい!」
な、にを言ってるの?私は
「は?」
「寝たい!」
「ちょ、おい冗談だろ?」
「寝る…から…」
ふらふらとしていた夢の中の私は、ついに倒れこんでしまった。
「おい!」
すぐさま裕也が駆けつける。
「寝てる…だけ?」
「よし!」
「は?」
夢の中の私は、よし!と言った瞬間裕也の手を掴んだ。
「寝よう!」
そのままぐいぐいと裕也を連れて行く。
「…い…おい…おーい!」
今までの声より大きく聞こえる。
「ん?」
さっきの声で眠りから覚めた私は、体を起こす。
「もうお昼だけど」
「えっ?あっ二度寝しちゃってた!」
急いでベットから降りる。
「お昼できてるから」
「ごめん、ありがとう」
そう言ってそそくさと裕也の部屋から出る。