Secretな関係
夢のことが本当だったとしたら…
恥ずかしい…穴があったら入りたいよ…
自分の部屋に戻った私は急いで着替え、顔を洗う。
平然を装いながら、ご飯を食べる。
ちらちらと裕也の方を見る。
はっ!目があった!
「何?」
「え?えっと…その…昨日のこと…」
「ん?思い出した?」
「うん…途中まで…ごめんね!」
「何がごめんね?」
少し笑みを浮かべながらそう言う。
「分かるでしょ!」
「いや、分からない」
困った私をからかうようにそう言う。
「…寝ようとか言って裕也の部屋で寝ちゃったこと!それを、覚えてなくて叫んじゃったこと…」
「んー、まぁ許してやるよ。その代わり、午後から俺に付き合え」
嫌な予感がする。
だけど、
「わ、わかった」
それで許してくれるならと了承した。