Secretな関係
「あの、お母さん…私たち…」
私がお母さんに打ち明けようとした時、裕也に腕を掴まれ、目で制される。
「あの…実は僕たち、付き合い始めたんです」
そうはっきりと言う裕也の横顔が凄く格好良くて…
どんどんと赤くなる顔。
「ほっ本当に?!」
大袈裟にそう言うお母さん。
「…うん」
真っ赤な顔のまま頷く私。
「おっお父さんに報告した方が良い?!」
お父さんという単語を聞き、目を見開く裕也。
流石に、お父さんに伝えるのは少し緊張するようだ。