Secretな関係
「あー、楽しかったね」
「どこが」
楽しいと笑顔で伝える私に対し睨む裕也。
「もう一回乗る?」
ふざけた調子でそう聞くと、
「ふざけるな」
そう言ってその場を離れさせられた。
「裕也はさ、絶叫系が無理なの?」
「んー、そんなことはないけど…あれだけは…」
「へー」
「なくしてしまえばいいのに」
「それ裕也だけでしょ?」
「いや、俺以外にもあれ苦手なやついるって」
「うそだー」
なんて言いながらパーク内を歩いていた。
までは良かったんだ。