Secretな関係



今日は何かな〜?

とウキウキしながら向かう。


「わぁ!」


思わずそんな声が漏れる。


食卓には、ワンプレートにたくさんの食材がおしゃれにのせられている。


「美味しそうです!」


「そう言ってもらえると作りがいがあったよ」


食べようと席につくと、裕也は自分の部屋のほうに向かう。


「あれ?食べないの?」


「あぁ、先食べた」


「そっか」


もしかして、気を使って…?


「後輩の試合の映像見ようと思って」


あぁ、そういうことね。

最近、裕也は中学でサッカーを教えているらしい。

なんでも、顧問に頼まれ断りきれなかったらしい。
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