Secretな関係
「いただきます!」
気を取り直して、2人でご飯を食べ始める。
「そういえばさ、お料理はいつも先輩なの?」
「うん…頑張らなきゃとは思うんだけどね」
なかなかうまくいかなくて…
「じゃあ今度私のお家でお料理の特訓しようよ!」
ぱっと閃いた顔でそう言ってくれる。
確か、ご両親は海外にいるからご飯はいつも自分で作っているって言ってたなぁ
「わ!それいいね!楽しそう」
想像しただけで楽しいのが感じられた私はすぐそう答える。
「近くのスーパーで買い出しから始めて〜」
なんて、どんどんと話が進んでいく。
あっという間にご飯をたいらげた私たちは食器を洗い、部屋に戻った。