Secretな関係
さっさと済ませてしまえば良いかな…
行かないっていうのも…あれだし…
あ、でも、もし行って先輩が居なかったらどうしよう。
なんて迷っているうちに放課後になってしまっていた。
今日は取り敢えず帰ろう…
そう思い下駄箱で靴を履き替えていると、こちらに歩いてくる人が居た。
「古関さん」
「はい…?あ、谷本先輩!」
「結局俺のいる日伝えてなかったと思って」
「え、わざわざ」
待っててくれたのかな…?
私少し教室を出るの遅かったんだけど…
「俺、基本いつでもいると思って…だからいつでも大丈夫だから…それだけ」
言い終わり、にこっと笑う谷本先輩。
「あ、じゃあ今から…っていうのは少し無理がありますよね?」
早く済まそうと急かしすぎたかな?