Secretな関係



落ち着き始めた店内を見て、今日は俺もお客さんと言い、先輩は私と一緒に席に着いた。



「美味しそう〜!」


メニューからすでに美味しそうな予感しかしない。


「迷います…!」


「ふふっ…キラキラしてる」


私を見てそう言う谷本先輩。

恥ずかしくなってメニューで顔を隠す。


「しょうがないじゃないですか…!」


「こんな面白い子だったんだね」


面白い…のかな?

って私のイメージ崩れてる?!


「おっオススメ教えてください!」


照れ隠しでメニューをばっと谷本先輩のほうに出しそう聞く。


「ん〜俺はこのパフェが好き」


「じゃあそれにします」


そう私が言うと、そのパフェともう一つ谷本先輩の分を頼んでくれた。


「甘党なんですね」


「そうだよ〜甘いの好き」


「意外です」


さっきの仕返しと笑うと、谷本先輩も笑っていた。
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