Secretな関係



「お腹の方まで写ってるし、スリーショットだね」


「おお…パパですよ〜大きく元気に育つんだぞ〜」


お腹に向かってそう呼びかける裕也。

まだぽっこりとしか出ていないお腹に新たな命が宿っているのだと思うとなんだか不思議な気分。


それにしても…


「パパって良いね!ぷっ…よし、今日からパパって呼ぶ!」


「良いじゃんパパ。女の子だったらパパと結婚するとか言われたいな…男の子だったら一緒にサッカーだな」


「パパはママのものなんだからね!って先に言っておかないと……私に凄く強敵なライバルが現れるのね?」


「確実にゆあは負けるな」


「だろうね〜あ、でも思春期になってクソジジイとか言われちゃったらどうするの?」


「立ち直れないな。その時は慰めてよ」


「え〜?そんな時だけ私のところくるの?」


「うん」


「即答かよ!男の子だったら私の取り合いしてね」


「いや、譲るかも」


「うそっ嫉妬しそう」


「しないよバーカ」


「あー!バカって言った方がバカなんですー」


そんな馬鹿丸出しな会話をしているところに先生が来た。
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