Secretな関係
中学校
あ、裕也荷物持ってたからそれを代わりに持って行ってほしいのか!
勝手に解決しながら、自転車をこぐ。
オムライスのあたりから、少し打ち解けてきた感じがする。
別に好きって感情はないけれど。
裕也の母校は私の母校でもある。
勝手に駐輪場に止めさせてもらい、グラウンドに向かって歩く私。
グラウンドを見ると、サッカー部員が試合をしているのが見えた。
すごい。
ただ、ただ、それだけしか出てこなかった。
さすがだ。
この中学校はサッカーで有名だからか素人の私でも少し見入ってしまった。
そして、その中でも一際目立つ人がいた。