Secretな関係
「すごいって、どうして?」
裕也の方を見ながら、ゆっくりと視線を西野君に向ける。
「え、いや、だって裕也先輩モテるじゃないですか」
そう言いながら西野君は少し驚いた顔をした。
「そうなの?」
「えっ?そうなの?って知らなかったんですか?」
当たり前じゃないかとでも言いたそうな顔をしている西野君。
そうなのか…私、そんなすごい人と同居してるんだ…
や、顔立ちは整ってると思うよ?二重の大きめの目だし、男のくせに小顔だし。その上、身長だって高い。
よくよく考えてみれば、良いところばっかりだ。
少し俺様っぽいところは置いといて。