Secretな関係
中学校-side裕也-
Side-裕也
荷物多いし、歩いてここまで来たから荷物持ちさせようと思ってよんだのに、なんだあいつ。
西野に手当してもらってから、無駄に仲良くなってるし。
よく見てみたら、超笑顔で話してんじゃん。
むかつく。
「おい。帰る」
そう不機嫌に言うと、
「はーい」
そう言って、俺に笑顔を向けた。
「じゃあ、西野くっ…」
笑顔で西野の方を向いたのが何故だかとても不快に感じて、俺はゆあに自分の方を向かせた。
「なにすんっ…」
何故か落ち着かない心と、よく分からないイライラする気持ちに身を任せ、俺はゆあにキスをした。
多分、この気持ちは嫉妬だ。
俺は、ゆあに恋をしている。