Secretな関係
キス
(Side-優愛に戻ります。)
「なにすんっ…」
いきなり肩を掴まれ、裕也のほうを向かされたものだから、少し起こり気味に言った瞬間何故か裕也の顔が近づく。
ほんのりと香る裕也の匂いが私を包む。
どうして、キスをされているのでしょう?
こんなことをされて、私が平常心で居られる訳がなく、心拍数はどんどんと上がっていく。
裕也の唇がゆっくりと離れる。
「ぷはっ」
息を我慢していた私。
それを見て裕也が笑う。
「…息止めてたの?」
そう言う裕也はいつもの裕也で、さっきまでの何故か少し怒り気味の裕也は消えていた。
「だって!は…初めてなんだもん…」
そう照れながら言うと、
「第一号ってことか」
と言われた。
急にテンション変わりすぎでしょ!
っていうか、どうしてキスなんてしたの?