Secretな関係



「ついてきなよ」


そう先輩に言われて、私は先輩の一歩後ろを歩く。





どこへ行くのだろう?


そう思っていたら、保健室の前で先輩が止まった。




そして、先輩は、持っていたジャラジャラと音をさせる鍵の中から保健室の鍵を選んで中に入った。



「えっいいんですか?」


「戸締りのついで」



…今閉まってましたよね?

< 6 / 370 >

この作品をシェア

pagetop