Secretな関係
「あ、それでね、裕也にはあの…お料理してもらいたくてさ」
そう私が切り出すと、
「やっぱりね」
と裕也に言われた。
やっぱり?
「どうして?って顔してる」
そう言って私の顔をつねる。
「いひゃい(いたい)」
「だって、料理出来ないじゃん、どうせあれだろ?お粥作るよーとか言ってあっ!出来ないんだった!てへっ!とか言ったんだろ?」
な、なんだそれは!後半私のマネ?
「そんなこと言わないよ!」
「いやいや、すっごく似てましたよ!」
そうしゅんちゃんが言う。
「だろ?」
「えー…私ってそんな喋り方?」
そう私が聞くと、二人同時に頷く。
「てへっなんか言ったことないからね!」
覚えてろよ!いつか、いつか、仕返してやる!