Secretな関係
そして、裕也に春奈の家に入ってもらう。
「それにしても、でかい家だな」
そう裕也が言う。
「だよね!私たちもびっくりしたもん」
そう私が言うと、隣を歩くしゅんちゃんも頷く。
「ってか、キッチンどこだよ」
「あーえっと、ここかな?」
お手柔らかにドアにKitchenと書かれている。
ドアを開けると、これまた大きなキッチンが。
白を基調としたもので、考えられないくらい大きい。
冷蔵庫も、私の家の倍くらいありそうだ。
その大きな冷蔵庫を開け、中を見た裕也が幾つか取り出し、米も用意する。
なにか手伝いたいけど、足手まといになりそうだから、何も出来ない。