最後の願い 〜モテ男を惑わす地味女の秘密〜
後日談 同窓会(相互視点)
*** 陽平Side ***


暮れも押し迫ったある寒い朝のこと。


「うー寒いっすね、恭子さん?」

「そう? 私はそうでもないかな。こうしてると……」


と言って恭子さんが布団の中でギューッと俺に抱き着くと、彼女の豊満な裸の胸が俺に押し付けられ、俺はついムラムラっと来てしまった。


「そ、そうっすね。あの……、よろしかったら昨夜の続きなんかを……」

「ダーメ。そろそろ起きなきゃいけない時間でしょ?」


そう言って、恭子さんはチュッと音をさせて俺にキスを落とした。今ではすっかりピンク色になった魅惑的な唇で。そして、


「さ、今日も張り切って行きましょう!」


とか言ってガバッと起き上がるとベッドを降り、美味しそうなヒップを振りながら、たぶんバスルームへと向かって行った。


ハアー。きっとこういうのを“蛇の生殺し”って言うんだろうなあ。



ここは俺の古いアパートの一室。すっかり回復して仕事にも復帰した恭子さんは、以前とは見違えるほど明るく、元気で、妖艶になっていた。

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