星の雫~超極秘のお姫様~
で、口を閉じた時――



きゅるるるるるるるるー



「「あ。」」




あたしのお腹がなりました。


なんだかすっごく切なそうな声で鳴いた、あたしのお腹の虫。



うぅっ

ごめんね、あたしのお腹。

色々あって、まだ朝食を詰め込んであげていなかったね。


すぐに詰め込んであげるから・・・そんな切なそうな声を出さないでっ!!!

何気に恥ずかしいからっ!!!





「ヒルゥ、あたしのお腹ちゃんが悲鳴を上げたっ!

切なそうだし、あたしは恥ずかしいから、撤収するねっ!


バイバイッ!!!」



シュピッと片手を挙げ、あたしは一目散に朝食へと走った。


シオが見てたら、『走るなんて、はしたないです、リア様っ!!!』って叫びそうだなぁ、なんて思った。





で、そんなこんなで最速で食堂に着けば――





「わぉ。」


巨大アリ・・・まぁ、つまりアリの方のエリザベスが、デンと待ち構えてた。






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