星の雫~超極秘のお姫様~
・・・・・・・はぁ!?


「というか、ウェイ、絶対なんか知ってるでしょ!教えてよっ!」


頭の回転の速いヒルゥは、そう考えつき、ウェイを睨みつけた。



《うわぁ!僕にそういうこと聞かないでくださいよぉ~。
命令以外のこと話したら、主様に怒られるんですよぉ~》


かなり哀れな声を出すウェイ。

コイツもコイツで苦労しているのだ。



ウェイはヒルゥから逃げるように、パタパタと素早く飛んでいってしまった。






しかし・・・。


「バース様は、どれほどのことを知っているんだ?」


「だよねぇ。僕も知りたいよぉ、ホント。」


「私達に伝言をくださるのでしょうから・・・
少なくとも、リア様が何者かと会っていた、ということは知っているのでしょうね。」



まぁ。


その"何者"=レオだと仮定して間違いはないだろうが・・・



そもそも、なぜリアに会えた?


俺らは困惑を隠せずに、互いの顔を見合った。




「とりあえず、リーちゃんから、何が何でも聞き出さなきゃだよね。
"レオ"のこと・・・」

ヒルゥが呟く。



俺とシオは頷き、ため息をついた。







< 114 / 229 >

この作品をシェア

pagetop