星の雫~超極秘のお姫様~
「・・・?」

首を傾げれば、ルネイさんがあたしに言った。


「あなたの荷物よ。魔法でちゃちゃっと詰めたから。」



・・・・・・え・・・えぇ!?


「あ、あたしの荷物!?」


「そうよ。さっき言ったじゃない。」


平然と言うルネイさん。


す、すご・・・この短時間で凄すぎる・・・。

魔法恐るべし、と思ったところで。



ルネイさんは、あたしをまじまじと見つめた。


こ、今度は何!?



ビックリしていれば、ルネイさんはふむと何か考えるように、俯いた。


そして、パッとあたしを見やり、頷いた。




「髪と目の色変えて、顔隠せば大丈夫でしょ。」




・・・・・・・・・ん?


「なんのことですか?」


そう聞いたけれどルネイさんは答えてはくれず、代わりに何か唱え始めた。



「カー・ラト・チェンジ・プリーズ!」


かー、らと、ちぇんじ、ぷりーず?


不思議に思っていれば――





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