星の雫~超極秘のお姫様~
「目と髪の色変わってるの!?」

バッと髪の毛に目を移せば、確かに蜂蜜色だった髪が、栗色になっていた。


「目・・・わかんないっ・・・・・・」

あわあわと呟けば、ルネイさんがスッと手鏡を渡してくれた。


白い綺麗な手鏡を、覗き込めば・・・。


「う、わぁ・・・」

さくらんぼ色だった瞳も、黒く変わっていた。


ビックリしていれば、エリザベスがサラリと言った。

《じゃ、行きましょうか。》


・・・・・・・・・・・へ?


「あたしの変身の説明は!?」


「後で後で。さっ、行くぞー」


ちょっ・・・レオまで!?


「そうね。さっさと行きましょ。」


ルネイさーん!!!


心の中で叫んでいれば、レオとルネイさんはさっさとエリザベスの上に乗っていて。


「ほら、リア早く!」


あー、もう!

「分かったよっ!!!」


後でなんでしょ!?

分かりましたともさ!!!


若干やけっぱちになりつつ、あたしはエリザベスに乗った。



すると、エリザベスはふわりと宙に浮き、窓から、外の世界に飛び出て行った―――・・・。





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