星の雫~超極秘のお姫様~
けれど、どうやらシオは分かったらしく、目を丸くさせた。
「え・・・・・・レオの仕事って「こーんにっちは~!」」
シオの小さな呟きは、レオの大音量の挨拶によって消え去った。
レオは、さっきのポーカーフェイスはどこへやら。にこにこと笑って、道行く人にお辞儀をしていた。
「美しく着飾ったご婦人。
楽しそうなお嬢さん。
活発そうなおじいさん。
頼もしそうなお兄さん。
お時間があるのなら、どうか少し立ち止まっていただきたい!
いや、立ち止まらなくとも、視界に入れてもらいたい!
これから、世にも不思議な"マジックショー"を、始めます!」
パッと顔を上げたレオは、ニッと悪戯っぽく・・・それでいながら明るく笑った。
マジックショー・・・?
て、ことは、レオってもしかしなくとも・・・・・・マジシャン?
ふっと考え始めた時。
レオが被っていたシルクハットを、取った。
「まぁ・・・まずはスタンダードなモノでも、いかがですか?」
レオはそう言いながら、ポケットから黒い杖を取り出し、シルクハットを叩く。
「いち―にぃ――さんっ!」
『さんっ!』と言い終えれば、シルクハットからぴょーんっと白いウサギが飛び出した。
赤い瞳が太陽の光にきらりと輝く。
「おぉっ!」と、周りの人々がどよめいた。
レオはふっと妖艶な笑みを浮かべると、今度は妖しい声で囁くように言う。
「まだまだ、これからですよ・・・?」
その言葉と同時に――今度は、シルクハットから大量のシャボン玉がふわふわと舞い出てきた。
シャボン玉は、ふよふよと空中を漂い、この場を一瞬、夢の中のように見せた。
「え・・・・・・レオの仕事って「こーんにっちは~!」」
シオの小さな呟きは、レオの大音量の挨拶によって消え去った。
レオは、さっきのポーカーフェイスはどこへやら。にこにこと笑って、道行く人にお辞儀をしていた。
「美しく着飾ったご婦人。
楽しそうなお嬢さん。
活発そうなおじいさん。
頼もしそうなお兄さん。
お時間があるのなら、どうか少し立ち止まっていただきたい!
いや、立ち止まらなくとも、視界に入れてもらいたい!
これから、世にも不思議な"マジックショー"を、始めます!」
パッと顔を上げたレオは、ニッと悪戯っぽく・・・それでいながら明るく笑った。
マジックショー・・・?
て、ことは、レオってもしかしなくとも・・・・・・マジシャン?
ふっと考え始めた時。
レオが被っていたシルクハットを、取った。
「まぁ・・・まずはスタンダードなモノでも、いかがですか?」
レオはそう言いながら、ポケットから黒い杖を取り出し、シルクハットを叩く。
「いち―にぃ――さんっ!」
『さんっ!』と言い終えれば、シルクハットからぴょーんっと白いウサギが飛び出した。
赤い瞳が太陽の光にきらりと輝く。
「おぉっ!」と、周りの人々がどよめいた。
レオはふっと妖艶な笑みを浮かべると、今度は妖しい声で囁くように言う。
「まだまだ、これからですよ・・・?」
その言葉と同時に――今度は、シルクハットから大量のシャボン玉がふわふわと舞い出てきた。
シャボン玉は、ふよふよと空中を漂い、この場を一瞬、夢の中のように見せた。