星の雫~超極秘のお姫様~
ある人・・・?
尚も首を傾げたあたし達を見たレオは、自らの唇に人差し指をあてた。
「残念ながら、誰に譲ってもらったかは言えないのです。
プライバシーの侵害になってしまうもので。すみません。」
あぁ成程ね。
頷くあたしの周りでは、何やらまだ眉をひそめている人もいた。
けれどレオはそんなのにはお構いなしに、明るい声を上げる。
「まだショーは終わってませんよ!
虹鳩からプレゼントあるらしいですからね。」
レオがそう言い終わるか言い終わらないかのうちに、虹鳩がふわっとレオの手から飛び立った。
鮮やかな虹色が、眩しい。
虹鳩は、パタパタとその鮮やかな羽を羽ばたかせ、あたし達の頭上を旋回し――
「・・・・・・わぁ!」
幼い男の子が、嬉しそうに声を上げた。
上――虹鳩から、小さな飴が降ってきた。
色とりどりの飴は、太陽の光を受けて、宝石のように輝いている。
降ってくる宝石のような艶やかな飴はどこか幻想的で、あたしは束の間、魅入ってしまった。
地面に落ちた飴を拾ってみれば、どうやら透明な袋に包まれていることが分かった。
「勿論害はありません。美味しいですよ!食べてみてください。
これは虹鳩からのささやかなプレゼントなのですから。」
レオが人懐っこい笑みを浮かべて言い、虹鳩がコクンと頭を上下させた。
さっき声を上げた男の子が、さっそく包んでいる袋を取り、黄色の飴を口に放り込み、笑った。
「あっ!レモンあじだぁ♪おいしいー。」
尚も首を傾げたあたし達を見たレオは、自らの唇に人差し指をあてた。
「残念ながら、誰に譲ってもらったかは言えないのです。
プライバシーの侵害になってしまうもので。すみません。」
あぁ成程ね。
頷くあたしの周りでは、何やらまだ眉をひそめている人もいた。
けれどレオはそんなのにはお構いなしに、明るい声を上げる。
「まだショーは終わってませんよ!
虹鳩からプレゼントあるらしいですからね。」
レオがそう言い終わるか言い終わらないかのうちに、虹鳩がふわっとレオの手から飛び立った。
鮮やかな虹色が、眩しい。
虹鳩は、パタパタとその鮮やかな羽を羽ばたかせ、あたし達の頭上を旋回し――
「・・・・・・わぁ!」
幼い男の子が、嬉しそうに声を上げた。
上――虹鳩から、小さな飴が降ってきた。
色とりどりの飴は、太陽の光を受けて、宝石のように輝いている。
降ってくる宝石のような艶やかな飴はどこか幻想的で、あたしは束の間、魅入ってしまった。
地面に落ちた飴を拾ってみれば、どうやら透明な袋に包まれていることが分かった。
「勿論害はありません。美味しいですよ!食べてみてください。
これは虹鳩からのささやかなプレゼントなのですから。」
レオが人懐っこい笑みを浮かべて言い、虹鳩がコクンと頭を上下させた。
さっき声を上げた男の子が、さっそく包んでいる袋を取り、黄色の飴を口に放り込み、笑った。
「あっ!レモンあじだぁ♪おいしいー。」