星の雫~超極秘のお姫様~
おぉーっと。

あたし、顔を輝かせちゃ駄目でしょう!


何か食べれるからって顔が輝くとか、あたしがアウトだから!

退場だから!

乙女っていうフィールドから即退場だから!


ぬぉぉぉぉぉ・・・と、自らを叱っていると。




「おっしゃ!じゃ、お嬢ちゃん付いてこい!」


おじさんがくいっと顎を店があるであろう方にしゃくった。


「おう!」

あたしは乙女を捨て、力強く頷いた。


「じゃあ、俺も付いていく。」

すぐ横で声がしたと思ったら、ソウだった。



「お?兄ちゃんも腹減ってんのか?」


「いや、そうではないのですが、コイツが心配なので。」


「あぁ、なーるほど!兄ちゃん、嬢ちゃんの彼氏か!」


「なっ!?ち、違うよおじさん!そんなんじゃないっ」


あたしは慌てて、全力で否定した。

だって、こんな綺麗な顔したイケメンのソウとあたしが付き合ってるとか・・・
シャレにならないもん!

ソウに失礼すぎる・・・・・・と、ソウを見れば。


案の定むっすーとした顔をしていた。


「ソウ!ごめんね?変な誤解されて嫌だよね?
でも、おじさんも悪気があったわけじゃ・・・」


「・・・・・・そんな、全否定するなよ。」


「へ?」



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