星の雫~超極秘のお姫様~
そう思う・・・・・・けど――


なんだろう。
なんか、なーんか引っかかる。

なんでか解んないけど、何か・・・違和感?みたいなのがあるというか・・・



「・・・・・・レオ。」


「んー?なんだよリア、深刻な顔して。腹痛いのか?それは当然だと思うぜ?」


「いや、そうじゃなくて・・・」


真っ向から、レオを見つめた。
綺麗なレモン色の瞳を、射るように力を込めて。


それでもレオはキョトンとした顔をしただけ。

あたしは、口を開く。



「レオさ、自信家じゃなかったりする?

・・・ていうかさ、なんか隠してない?我慢してない?」




―――誰かの、息を呑むような音が聞こえた。



するり

あたしが言葉を放った瞬間、レオの顔から表情が消える。


整った顔立ちをしているから、まるで人形のように見えた。

精巧に作られた、人間に限りなく似た人形。



ドクッと、心臓が音を立てた。

レオ、あんたは――




「隠してるよ。」

レオの、何の感情も読み取れない声が鼓膜を震わす。


『隠してる』・・・・・・何を?




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