星の雫~超極秘のお姫様~
あたしの心の中の疑問を断ち切るように、レオがニッと笑みを浮かべて言葉を発した。


「当然じゃん。だって俺ら、会って二日も経ってないんだぜ?

実は寝癖が酷いとかの、まだ言えない秘密とかあるだろ?」


「・・・・・・・・・へ。」


予想外の言葉に、腑抜けた声が出た。

レオの顔はいつもと同じようなモノに戻ってる。


え?あ、あれ?そういうこと?だったっけ?
あっれーーー?


首を傾げたあたしに、レオも首を傾げた。



「他になんかあんの?」


「え?あ、あぁ・・・うん・・・・・・言われてみりゃ、ないね。」


「だろ?リア、食べすぎで思考回路まで壊れたのか?」


「壊れてねーよ。ってか、『まで』って何?!『まで』って!!!
なんにも壊れてないからね!?」


「え・・・・・・・・じゃあ、元から?」


「な・に・が・だーーーーー!!!!!!!」


あたしの怒りが大・爆・発★


しかし。

レオの胸倉を掴んだトコで、逆にシオに襟首をつかまれ、あたしの攻撃は強制終了。


ジトリとシオを睨んでみたら、あたしの睨みの100倍くらい威力のある黒い笑顔を頂いた。



「扱いが酷い気がするっ・・・」


「どんまーい」


レオ・・・全面的にお前のせいだかんな!




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