星の雫~超極秘のお姫様~
大鍋の顔?
大鍋と目が合う?
大鍋がーー


「てっきりもう永遠の眠りについたかと思ったゴン。」

喋ったぁぁぁああああ‼︎⁇?


ていうか、なんか死んだことにされてたの!?
ショォーック‼︎!


そしてそしてーー


「ここはどこだぁーーー!?」


「なんかうるさいゴンね。
もうすぐカンとゲンが来るから、腹の虫くらい宥めるゴン。」


「腹の虫じゃなーーーい‼︎‼︎
あれはあたしの叫びであって、断じて腹の虫の音じゃないっ‼︎」

どこをどう聴いたら腹の虫の音になるんだ?!



「あ、そうゴンか。でも、うるさいのはうるさいから、とにかくなんとかするゴン。」


「すんません・・・。」



確かにうるさかったなあたし。

助けてくれた大鍋サンになんて失礼なことを・・・あれ、大鍋が助けてくれたんだっけ?
・・・・・・何から?



むむ?
なんであたしこんな、小川の側の芝生に寝っ転がってんの?

しかも、最近の寒さが嘘みたいにぽかぽか暖かい。
今の時期にこんなに暖かくなるなんてありえないと思うんだけど・・・。


あたしは寒いウィレボにある、古びた出店で老人と話してたはず、なんだけど。



・・・・・・どういうこと?




< 212 / 229 >

この作品をシェア

pagetop