星の雫~超極秘のお姫様~
あたしは勢いよく起き上がり、声のした方に向かって笑いかけた。
「ヒルゥ!どうしたの?」
可愛らしい顔のヒルゥが、にこにこ笑いながら稽古場に足を踏み入れた。
「リーちゃん!ソウ!あのね、僕、メイドさんにアップルパイ貰ったの。だから、一緒に食べよ?」
「アップルパイ!?やったぁ!食う食う!」
「甘い物は苦手なんだが・・・」
「あ、平気だよ!あのね、コレ、ソウにも食べて欲しいから林檎たっぷりの甘さ控えめのなんだって!」
「それなら、食べる。」
「ホント!?良かった!じゃ、シオ呼んで、お茶にしよ!ついでにシオにも食べてもらおうっと♪」
「ねぇねぇ!もしかしてさ、そのメイドさん、ソウのためにアップルパイ焼いたんじゃない!?」
「うわ。リーちゃん、変なところで鋭い。」
「やっぱそうなの!?」
「うん、そうっぽいけど、なんか渡す勇気が出なかったみたい。」
「やっぱりかー!うわうわうわー!こんな城の中でもロマンスは生まれるんだねー!」
キャァキャァと騒いでるあたしは、2人が呆れた顔でこっちを見ているのに気付かなかった。
ましてや・・・・・
(なんで自分のことには全然気付かないんだ・・・・・)
なんて、2人が思っていたなんて、気付くわけがなかった。
「ヒルゥ!どうしたの?」
可愛らしい顔のヒルゥが、にこにこ笑いながら稽古場に足を踏み入れた。
「リーちゃん!ソウ!あのね、僕、メイドさんにアップルパイ貰ったの。だから、一緒に食べよ?」
「アップルパイ!?やったぁ!食う食う!」
「甘い物は苦手なんだが・・・」
「あ、平気だよ!あのね、コレ、ソウにも食べて欲しいから林檎たっぷりの甘さ控えめのなんだって!」
「それなら、食べる。」
「ホント!?良かった!じゃ、シオ呼んで、お茶にしよ!ついでにシオにも食べてもらおうっと♪」
「ねぇねぇ!もしかしてさ、そのメイドさん、ソウのためにアップルパイ焼いたんじゃない!?」
「うわ。リーちゃん、変なところで鋭い。」
「やっぱそうなの!?」
「うん、そうっぽいけど、なんか渡す勇気が出なかったみたい。」
「やっぱりかー!うわうわうわー!こんな城の中でもロマンスは生まれるんだねー!」
キャァキャァと騒いでるあたしは、2人が呆れた顔でこっちを見ているのに気付かなかった。
ましてや・・・・・
(なんで自分のことには全然気付かないんだ・・・・・)
なんて、2人が思っていたなんて、気付くわけがなかった。