星の雫~超極秘のお姫様~
そう結論付けたあたしの眼前に、するりと入ってきた白銀。


巨大な竜の顔が――窓から見えた。

といっても、ほんの少しの部分だけだけど。




「・・・・・・・・・デカッ・・・・・」


思わず感嘆の声が漏れた。



大きな体に、それ相応の顔。


その竜は、美しい白銀の体と、吸い込まれそうなルビー色の瞳をもっていた。



白銀に、映える澄んだルビー色。


瞳はまさに、宝石のルビーのようだった。キラリと輝いている。




「綺麗・・・・・・」


またもや感嘆の声が漏れる。




竜はフッと目を細めた。



《アタシが美しい?そんなの当たり前よ。

ふふっ。格下の人間がアタシを拝めるなんて、凄いことなのよ?
アナタ、幸運ね。》






・・・・・・・・・・・・竜が・・・・・・




「しゃ、喋ったぁーーーーーー!!!??」









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