星の雫~超極秘のお姫様~
えぇーーー!!!!!


目を見開いて硬直してしまったあたしに、竜は呆れたように言う。



《竜が喋らないなんて、よく思えるわね、アナタ。馬鹿なのかしら?

アタシ達竜は、人間なんかよりずっと利口なのよ?喋れるなんて、当然よ。》


馬鹿にしたように竜はあたしを見つめる。



「待て、エリザベス。俺の事忘れてる。竜は人間の言葉なんて喋れないから、俺が教えたんだろ?ちゃんと説明しろよな。」


《あら。教えてもらったのは1度きりよ?言う必要ないじゃない。》


「いや、ある。エリザベスの説明だと、初めから竜が人間の言葉を喋れるみたいに聞こえるから。」


《フン。別にいいじゃない》


「いやいや、よくないだろ。」




・・・・・・・・・・えーっと、つまり・・・・・・






「竜は元々は人間の言葉を喋れないけど、レオが教えたから喋れるってこと?」


「そういうこと!」




へぇー・・・。

すごいや、竜と喋れるなんて。



あたしが感心していると、レオが言った。




「ところでさ。入っていい?」






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