星の雫~超極秘のお姫様~
「な・ん・で・知っ・て・る・の?」

一文字一文字、区切るように言う。


腰に手を当て、ぐいっとレオに近寄った。

レオはたじろぎもせず、逆にニコニコと笑い出した。


「ははっ!リア、好奇心旺盛なの、変わんねぇな!」


「・・・・・・は?」


変わんねぇ・・・・・・って・・・

「あたしのこと、知ってたの?」


「うん。知ってたっつーか、ずっと見てた。」


「はいぃぃ!?」



そ、それはストーカー的なヤツなのでは!?



「だ、だから名前も知ってたと・・・」


「んー・・・まぁ、そんなとこ。」


マジですかー!


「や、や、やっぱり不審者だったんだ・・・」


「え。何その言い方。酷くないか?」


「いやいやいや。本当のことだろ。」


「えー!違うってー!」


「どこが違う!?」


「俺、善良。」


「証拠は?」



あたしが言い募れば、レオは首を傾げた。





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