星の雫~超極秘のお姫様~
「リア様に何も無かったのなら、それで良いんですが・・・。

もし、何かあったのなら、私にお伝えください。貴方のためなら、何でも致しますので。」



シオはそう、ふわっと微笑んだ。

その微笑は、もはや殺人級だ。





――あぁ、その反応はズルイ。


あたしの罪悪感がムクムクとーーーー!!!!


た、耐えねばっ!

あたし、またレオに会いたいんだもん!




「う、うん。ありがとシオ。あの、何かあったら、言うね?」


あたしはなんとか微笑を作り、歩くスピードを速めた。





でも・・・・・


あたしはレオに会いたいけど、レオ、今夜来てくれるのかな?


そもそも、あたしとレオって、会っちゃ駄目なのかな?




なんであたし――


こんなに、レオに会いたいんだろう?


イケメンだから?

外の世界から来た人だから?

竜使いだから?



なんでだろ・・・・・・?

あたし、自分のことなのに、さっぱり分からないんだ。




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