星の雫~超極秘のお姫様~
レオは、あたしの笑顔を見るが早いか、スッと視線を下げた。


「・・・・・・ホント、変わってねぇのに、さ・・・。リア自身は、何一つ変わってねぇのに・・・」



ポツポツと呟かれた言葉は、小さくてよく聞こえなくて。


「何?レオ。」

そう聞けば、


「なんでもない。」

即効でそう返された。




・・・・・・絶対、なんかある。


そう思うけど、聞き返せなかった。

聞き返してはいけない雰囲気があったんだ。



「レオ・・・・・?」


おずおずと問いかけるように呼べば、レオは顔を上げ、ニヤリと笑った。

そして、レオはスッと窓を開けた。



「?どうし・・・・・・キャァッ!?」


レオの手があたしの腰に回り、突然、強い力でぐいっと引っ張られた。


いきなりのことで、あたしは抵抗することもできずに、レオの腕の中に収まった。





感じるのは・・・レオの温もり。




そして―――――



ひんやりとした、夜風。





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