星の雫~超極秘のお姫様~
「な、なななななな」


なぜに外に出てるんだぁーーーー!!???


えっと、えっと、レオの腕が伸びてきて、腰に回って、気がついたら・・・・・・ってことは!


「レオのせいだろぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


あたしの叫びにレオは首を傾げて、聞いた。

「何が俺のせいなんだよ?」


何がって!何がって!!!


「あたしが城の外に出てること!!!」


「あ、それは確かに俺のせいだな。うん。」


「納得してんなよ!どうすんだよ!」


「・・・・・・・・?どうするって?」


「あたし、外の出ちゃ駄目ってことになってるの!!!」


まだレオの腕の中にいるあたしは、至近距離で背の高いレオの顔を下から睨んだ。


レオはあたしの睨みなどものともせずに、あっけらかんとした口調で言った。


「出ちゃったんだから、しょうがなくね?」


「それを言うなぁぁぁぁぁ!!!!!

というか、レオのせいで出ちゃったんだよ!」


「でも、もう時間は戻んないし。」


「ああ、そうですね、そうですよ!

だったらさっさとあたしは中に戻りますよ!」



あたしはフンッとレオから顔を背ける。


レオはまたもや首を傾げた。





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