星の雫~超極秘のお姫様~
見飽きない。

全然、見飽きないよ。



「知らなかった・・・」

ポツンと呟いた。



「レオ、あたし、知らなかったよ。外の世界って、こんなに、こんなに綺麗で、広いんだね!」


レオに呼びかければ、レオはあたしの方を見て、ニッと笑った。



「だから言っただろ?リアは、夢中になるって。

もう少し先まで行ってみるか?」


もう少し先!?


「行く!絶対行く!!!」


「ぷっ」

レオは、あたしの返事を聞くと、ふきだした。



「な、なに!?失礼なんだけどっ!」


「わりぃわりぃ。ただ、なんつーか、子供みたいだなって思ってさ。」


「なっ!!!超失礼!」


「ははっ!だってしょうがねぇじゃん!事実なんだからさ。」


「・・・・・・・ふんっ」


「あ、認めた。」


「・・・・・・・・・・・ふんっ」



どーせ子供ですよーだっ!



つんっとそっぽを向いてやった。








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