星の雫~超極秘のお姫様~
おかしな姫君
☆☆☆☆☆
―シオside―
午前7時――
私がリア様の寝室のドアをノックし、中に入ってみれば・・・・・・
「・・・・・・・・すぅー・・・・・」
・・・気持ち良さそうに、熟睡してました。
私はため息をつき、リア様を起こそうとベッドに近寄る。
リア様がもぞもぞ動き、ふにゃっと何かを呟いた。
「・・・・・・・・オ・・・」
・・・『お』?
お腹すいた?
お腹減った?
お菓子食べたい?
お菓子作り嫌だ?
首を傾げれば、今度はハッキリ聞こえてきた言葉。
「・・・レオ・・・・・・・」
一瞬、心臓が止まった気がした。