星の雫~超極秘のお姫様~
そう結論を出すと、私はさっそくリア様を起こしにかかった。



「リア様っ!起きてください!朝ですっ!!!」


そう叫びながら、ゆさゆさとリア様を揺さぶる。




「・・・・・・ん~・・・も、ちょっと・・・・・・」


もぞもぞと動いた後に、リア様はそう言い、またピタリと静止した。



私は容赦なく、リア様を揺さぶる。


「駄目ですっ!!!早く起きてくださいっ!!!」


「やぁー!寝るぅー」


くるりと布団にくるまるリア様。

私はため息を1つつき、リア様の布団を無理矢理剥ぐ。



「さ・・・・・さぶぅっ!!!」

案の定、リア様はブルブルと震えつつも、目を開けた。


・・・昨日とほとんど同じ展開だということに、リア様は気付いているだろうか?



「さ、リア様。朝食を取りに行きましょう・・・・・・と、言いたいところなんですが。」


けど、リア様?

これからは、昨日とは違う展開ですよ?



私はニッコリと微笑む。


「リア様、私、聞きたいことがあるんです。」



リア様はベッドのふちに腰かけたまま、ピタリと動きを止めて、私を見上げた。






< 94 / 229 >

この作品をシェア

pagetop