すべて
あわてて髪の毛で右頬を隠した



入ってきたのは未来だった



「大丈夫?」



「うん!へーきだよ!」



なるべく明るく振る舞った



「右頬!どうしたの?」



「あぁこれ?
これ殴られた笑」



「笑い事じゃないよ…
こんなに腫れちゃって…」



「へーきだよ
痛みなんてとっくの昔に感じなくなってるから!」
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