Destiny
そして、ついに自分の手で自分の人生を終わらせようと思うようになり、リストカットを繰り返していた。


退院から1ヶ月と数日が経っていて、めっきりと寒かった日のことだった。


私は普通に学校に行ったけど、授業中にちょっと辛くなって、トイレに行った。


個室に鍵をかけ、大きく息を吐いた。


辛い、私の人生いいことなし…


そういう思いが込み上げ、ポケットに入っているカッターに手が延びた。


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