Destiny
恥ずかしくて俯いている私に早川先生は決定打を打ち込んできた。


「俺は本気だ。一人の男として有紗を愛している。たまたま俺が医者で有紗が病気で俺が有紗の担当っていうだけだろ。もし、有紗を愛するのに医者っていう肩書きが邪魔するんなら、俺は喜んで医者を辞める。俺は俺の全存在をかけて有紗を愛している。」


そして大事そうに私をすっぽり抱きしめた。


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