Destiny
黙っていると、早川先生は少し動揺したようだった。


「君!大丈夫か!?まだ具合悪いのか?」


なんだ、普通の人間じゃないか。


早川先生が無表情で冷たいロボット人間じゃなくて、普通の人間だってわかって少し安心した私は首を振って言った。


「いいえ、ちょっと状況が読めないだけです。」


そう言うと早川先生はちょっと驚いた顔になってから静かに話し始めた。


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