Destiny
ふと床頭台を見ると、何かのメモのようなものが置いてあった。


お母さんが来て補充したものリストを置いていったのかと思って見るとそれは私への手紙だった。


『工藤さん


昨日、話したこと考えてくれましたか?


早く治療をした方が日常生活への病気の影響も少なくて良いと思います。


受け入れにくいことかもしれないけれど、これが現実です。


少しずつでいいから一緒に頑張っていきましょう。


早川』


私はその手紙を2つに折って引き出しに入れると布団を被った。


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