いつか夢の中で
「ユースじゃないんだから、無茶しちゃダメでしょ。
私は、ちゃんとセットしてきたわ。
もちろん、魔法は使わなくね。
魔法が使えないなら、使わないのが普通でしょ。
あ!そうだ!」













思いついたように、机から離れ自分のロッカーの方へ行く。










そこから、ホウキを取り出した。








「今日の授業とってもたのしみねぇ。
なんでも、ユースの町のカナンまで飛んでから、観光して帰ってくるみたいよ。」















「なんだよそれ。」










俺がホウキを指さながら言うと、ルイが驚いたようにこっちを見ていった。













「おまっ…。
まさか、ホウキ忘れたのか?
今日の魔法授業はホウキで飛べるようにする授業だぞ。」






「はぁ!?
俺聞いてねぇし。
そんなこと。」







「昨日言ってじゃない。
帰りにしずく先生が、明日はホウキいるからねぇ~って。
だから、私は昨日お父さんに頼んで、今日行くユースの町。
リオナまで行って買ってもらったの。
飛ぶ用のホウキ。」














「いいよなぁ。
エリカのところは金持ちで。
俺は、父さんのお古のホウキ。」











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