初恋
「知花…昼に給食室の裏に来てくれないか?!」
俺はそう言うと、知花が 頷いた。

そばで聞いていた持川が
「決心したのか?頑張れよ中野!」

と言った。
俺は笑顔で返した。

俺は北山を超えられるのか不安だったが、知花のあの様子もほおっておけない。

北山が亡くなってから、俺は心に決めていたのだ 知花を守ると…。
今がその時だと思った。
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